Grace Eggについて

これまでに「Grace Egg」 という卵ブランドを見聞きしたことはありますか?


日本では2016年頃からIターンやUターンで地方へ移住し農業を始める若者が
話題になりましたが、隣国の台湾でも、地方創生に力を入れ、環境や人間にとって無害であり、
かつ自然な方法で作物を生産することに活力を注いでいる青年農業グループがあります。

そのグループによって生産された卵ブランドが「Grace Egg」です。


農業は私たち人間にとって基本的な衣食住の食を支える大事な第一次産業です。
しかし伝統的な農業の手法や環境は汚さや臭さを感じさせ、
時には廃れや古い体制からあまり好印象を持てるとは決して言えないのではないでしょうか。


例えば、畜産農家の周辺では家畜の排便により、顔をしかめてしまうほどの悪臭を放ち
、また家畜の糞尿にはハエが群がる光景を誰しも一度は見たことがあるはずです。
また、年数が経っている農場は十分な清掃が追いついておらず決して綺麗とは言えない環境もあるはずです。


このように農業に親しみがない人々にとっては歴史的にも私たちにとって身近なはずの農業は
どこか嫌悪される傾向があるように感じます。
しかし、彼らのグループは自然環境、鶏、人間の生活に配慮し力を注いでいるのが印象的です。


そんなは、微生物を使うという近代的なアイディアと技術を駆使し、
糞尿を短時間で肥料に変えるというシステムを生み出しました。
この技術により一番大きな問題であった悪臭の問題は見事に解決されました。


まず、糞尿が短時間で肥料に変わるということは、今まで不快感を感じさせる大きな要因であった
悪臭問題を大いに抑えることができました。
それと同時に、糞尿に群がるハエの発生も大幅に抑制できました。


このように農場やその周辺の生活環境が好転することで、好印象を与えるだけでなく、
これまでに嫌悪されていた農業への一般の方々からの暖かさも増え、農業に対する理解や好奇心を
持っていただける機会も増えてきました。
この悪臭問題の解決は一見小さな進歩のように思われますが、
実際は農業全体に様々かつ、より良い効果をもたらしてくれました。


また、農場だけでなく実際に鶏たちにとっても、いい影響が多数出てきました。
まず初めに、衛生環境が好転したことで、家畜たちの病気の発生を未然に防ぐことがより可能になりました。


このことで必然的に雌鶏たちの免疫力を高めるという新たな良い結果ももたらしてくれました。
これにより、今までは農場の決められた範囲内の狭い小屋内でのみ飼われていた家畜への
制限を排除することができ、農場の敷地全体を活用し広範囲で自然に近い形で生活できるよう
になった雌鶏はストレスフリーで自由に行動できるようになりました。


このように、彼らの農場では最も自然で人道的な飼育方法を採用し、実際に実現しています。
最も自然な環境で生活し、思う存分走り回ることができる環境にいる鶏は、
従来の方法である鶏舎の中で飼育されている鶏とは異なり、
より健康的で高い栄養価や味に繋がることは想像できるのではないでしょうか。


実は、環境改善に伴い、鶏舎周辺では生物多様性の回復も明らかになりました。
例えば、鶏舎の周りには、蛍やカエル、トンボ、白鷹などが現れるようになりました。
この話から彼らの農場環境がしっかりと管理され、いかに優れているかご理解いただけるはずです


これまで環境、鶏へのプラス面をお伝えしてきましたが、
実際には農家や農場で働く人々へも好都合なことが増えました。
やはり一番の利点は清掃の手間を大幅に省くことが可能になったことではないでしょうか。


農家の日々の仕事の中でほとんど多くの時間が取られるのが清掃です。
家畜たちにとって生きるために不可欠な排便を軽視することはできません。
しかし彼らが開発し導入した糞尿の技術改革により、清掃時間、衛生環境が改善され
たことでこれまで費やしていた時間を、他の仕事に当てることができるようになりました。

また衛生環境にとってもう一つ重要な消毒に関しても同じです。
いくら消毒のためとはいえ、強い殺虫成分を含む消毒剤は環境にも自然界に生息している動物にも、
時には鶏たちにでさえも毒になり悪影響を及ぼしてしまいます。
微生物を駆使した技術の導入により、彼らは農場の全域で農薬や除草剤を使用することは無くなりました。

農薬や殺虫成分の有無にこだわるのには理由があります。
日本では承認されていない殺虫剤ではあるので、
一般の方には聞き馴染みがないかもしれませんが、「フィプロニル」という殺虫成分が、
出荷された卵の成分から検出されるという事態が欧州では社会問題になりました。


この成分は人が長期間にわたって大量に摂取すると、
腎臓や肝臓などに悪影響をもたらす恐れがある物質です。
これまでに欧州だけでなく、アジアでは香港でも確認が報告されました。
このように農薬の使用は必ずしも良い効果だけをもたらすものではないため、
Grace Eggでは農薬の使用を排除しています。


その結果、鶏たちは安心して自然のままの雑草を楽しみ、その自然から栄養価の
高い山の幸を十分に食することで、鶏は高品質の卵を産むことができています。
消毒の必要性や拘束時間を、以前よりも大幅に減らすことができたのです。
尿や糞を効果的にコントロールできるようになった結果、
低労力と低コストでの農業の運営が可能になりました。

彼らのグループはヒヨコの導入から、餌、水道管、生産設備、生産作業、出荷作業、環境全般に至るまで
追跡管理が逐一可能な生産仕様を確立しました。
導入された技術は日本で開発をされたものを応用した形ではありますが、
Grace Eggの生産により台湾農村部では積極的に有機農業を発展させ、
自然の植栽方法は地方創生の活力を取り戻しつつあります。


さて、日本人にとって卵を食するということは身近なことです。
しかし卵を調理して食べるのか、それともそのまま生で使用するかなど、
調理方法によっては卵の扱い方に慎重になること多々出てくると思います。
それがましてや海外となると、「念には念を。」と考える人も少なくないはずです。


これまでにお伝えしてきたように、鶏にも人間にも害のあるものは一切使用していないので
安心して手にとっていただけると思います。


また安心感だけでなく卵自体の味にもきちんとこだわりを持って生産しています。
彼らのグループでは台湾に住む日本人の方々に日本の卵の味を食べていただきたい
という強い思いから、素材本来の味を再現することにも努めています。


その特徴として、Grace Eggは消化吸収率を高めるバイオ発酵飼料を鶏の餌に使用しています。
発酵食品は人間が食す場合も体に良いというイメージがありますが、鶏にとっても同じです。
鶏に発酵食品を摂取させ、体に良い丈夫な鶏が育ち、その結果として高品質で
臭みが少なく甘みのある美味しい卵を提供できます。


また最高の飼料を使うことに加え、有機野菜や有機ケールを鶏に与えているため卵白の味は甘く、
卵黄は軽いクリームのような香りがします。
卵は卵だからと違いに気づくことは中々難しいはずです。


しかし、一度手に取り、実際に味わっていただくときっと違いに気づいていただけるはずです。


私たちが口に含む卵を供給してくれる鶏たちが口に含むものにも
こだわった卵を安心して手にとっていただき、ぜひ卵本来の甘味と風味を実感して
Grace Eggの魅力を楽しんでみてください。

Hiro

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